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堺さん<少なくとも増田説の「アメコミは規制の産物だから内容が陳腐であり、ビジネスとして失敗した」かつ「日本のマンガは規制から自由だから多様性に富んでいてビジネスとして成功した」は、かなり鵜呑みにしちゃってるんじゃないんですか?>
鵜呑みにみえるかどうかはわかりませんが、コミックコードの導入、規制ゆえの専門書店化などはビジネスとしては効率的なものではないでしょうね。それに対する反論は松山さんもしていません。日本の方も規制がまったくない、とは私は書いていません(再販制の存在はどうみても規制ですよね)。増田さんはこの再販制についてはふれてなかったと記憶します。ただ表現の規制が厳しいかどうかに議論が集中しているのが増田本の特徴でしょうね。そこは問題ともいえます。
堺さんがあげたseal of apprivalは未読ですのでが、私が参照したComic Book NationやFredric Wertham And the Critique of Mass Culture にはコミックコードによるコミック界の停滞が記述されてますが、これは規制の結果ではないでしょうか? そしてITOKさんが指摘されてましたが、このコードが形骸化してきたので最近のアメコミの多様性が生まれてきたのではないかという意見がありました。こういう話が「鵜呑み派」の意見のいくつかです。まさに自由競争が多様な文化をうむということへの理論的な支持の表れでしょうね。
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