投稿順 増田本論争2@Economics Lovers Live(旧)
2006-06-09


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あ、重要なこと書き忘れた。堺さんは「両陣営」の一方(田中、山形、ITOKさんら)を日本型アニメマンセー派にしてますね。それは誤まりです。この陣営の人たちはここでもどこでも日本型ヒーローやアニメを日本型ゆえにマンセーしてません。

アニメやコミックでなくてすみませんが、そういう「アメリカゆえすばらしいorだめ」「日本ゆえすばらしいorだめ」という発想に対しては私は経済学ではかなり強固に反対してます(『構造改革論の誤解』、『経済論戦の読み方』参照)。

御理解ください。

commented by tanakahidetomi posted at 2006/05/20 19:47,id

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うーーむ。

日本型アニメマンセー派だとも「アメリカゆえすばらしいorだめ」「日本ゆえすばらしいorだめ」派とも思いませんが、少なくとも増田説の「アメコミは規制の産物だから内容が陳腐であり、ビジネスとして失敗した」かつ「日本のマンガは規制から自由だから多様性に富んでいてビジネスとして成功した」は、かなり鵜呑みにしちゃってるんじゃないんですか?

そうじゃないとしたら、皆さんの発言の意図がよくわからないのでした。

commented by 堺三保 posted at 2006/05/20 20:01,id

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あと、コミックス・コードの件にしても、アメコミに集団ヒーローものがあるかどうかにしても、途中、議論がねじれてるところは私にはまったくどうでもよくて、増田説が間違ってることを言いたいだけです。

そこのところを田中さんが納得していただけるなら、実は松山さんとの論戦もとっくに収まってると思うんですが、私の印象は間違ってます?

まあ、世間から見たアメコミの印象なんてしょせん増田説と同じものという、山形さんのものすごく強引なまとめをよしとしても、だからといって、増田説が正しいということにはならないでしょう?

commented by 堺三保 posted at 2006/05/20 20:12,id

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堺さん<少なくとも増田説の「アメコミは規制の産物だから内容が陳腐であり、ビジネスとして失敗した」かつ「日本のマンガは規制から自由だから多様性に富んでいてビジネスとして成功した」は、かなり鵜呑みにしちゃってるんじゃないんですか?>

鵜呑みにみえるかどうかはわかりませんが、コミックコードの導入、規制ゆえの専門書店化などはビジネスとしては効率的なものではないでしょうね。それに対する反論は松山さんもしていません。日本の方も規制がまったくない、とは私は書いていません(再販制の存在はどうみても規制ですよね)。増田さんはこの再販制についてはふれてなかったと記憶します。ただ表現の規制が厳しいかどうかに議論が集中しているのが増田本の特徴でしょうね。そこは問題ともいえます。

堺さんがあげたseal of apprivalは未読ですのでが、私が参照したComic Book NationやFredric Wertham And the Critique of Mass Culture にはコミックコードによるコミック界の停滞が記述されてますが、これは規制の結果ではないでしょうか? そしてITOKさんが指摘されてましたが、このコードが形骸化してきたので最近のアメコミの多様性が生まれてきたのではないかという意見がありました。こういう話が「鵜呑み派」の意見のいくつかです。まさに自由競争が多様な文化をうむということへの理論的な支持の表れでしょうね。


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