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Comments
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Zephyranthesさん、僕はアメリカンコミックスの増田氏の評価に対する批判はアマゾン書評はじめいくつか目にして知っていますし、細部ではほかにも突っ込みどころ満載でしょう。増田氏の経済本でもおおむねそうです。『高度経済成長は復活する』も基本ラインは禿げしく同意、しかし細部は突っ込みネタ満載ですから。しかし書評でも書きましたが、彼の競争市場史観という基本ラインはこれほど強い主張はみたことがなく評価すべきだ、というのが私の立場です。まあ、真理は細部に宿るというZephyranthesさん見方も別にありかもしれませんが、具体的な突っ込みどころをぜひ開陳してください、そのほうが私にも参考になりますので。お書きになったのではどこらへんがと学会いきかわかりませんから。
commented by tanakahidetomi posted at 2006/04/18 23:49,id
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どうせ突っ込むなら“具体的な突っ込み”をみんなでやって修正していったら細部にも問題がなくなるのではないか,などと考えています。
主題と関係ないところでの暴走が多いので
例えば日本のアニメは思想を語っているというところで,日本製のアニメは体を動かさずに口をパクパクさせているだけで,技術的に見るべきものはないという箇所(P.222)に
*)日本のアニメはセルの枚数が少ないことから出発して独自の躍動感を表現することに成功し,また止め絵による劇的な演出を確立することが出来た。
そうした演出技法は,日本アニメ独自の美学を構築するのみならず,日本独特の主題を膨らませることに貢献している。
という注を付けるといったことを集積していけば暴走の修正ができるかなと思っています。
>Zephyranthesさん
この本は,間違っている箇所がそこでの主張に影響するか(じぶんならどういう考え方になるか),どう修正するかなどを考えて,自分の考え方の点検整備をするという使い方もできます。
それが結構面白いです。
commented by ITOK posted at 2006/04/19 01:53,id
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